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RESULT

RESULT 2017年

ITUトライアスロンワールドカップ 2017 ムールーラバ大会

開催日 2017年3月11日(土) 女子午前11時30分スタート
開催地 オーストラリア連邦
コース スイム1500m(2周回)、バイク40km(8周回)、ラン10km(4周回) スタンダートディスタンス※国際トライアスロン連合公認
気温31度 水温27.4度

【エリート女子トップ3と日本人選手の成績】

順位 氏名 記録
1 Emma Jackson(オーストラリア) 01:56:36
2 Ashleigh Gentle(オーストラリア) 01:56:52
3 Claudia Rivas(メキシコ) 01:58:18
11 高橋世奈(日本食研/愛媛) 02:02:48
13 蔵本葵(東京ヴェルディ/東京) 02:04:55

【関連Webサイト】

公式リザルト:
全結果詳細(全16名) http://www.triathlon.org/results/result/2017_mooloolaba_itu_triathlon_world_cup/307164_

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 午前11時30分、オーストラリアの主力選手を中心に海外7カ国16名の選手が高波に挑みました。

 前日の公式試泳や直前まで入念にスタート練習を繰り返していましたが、緊張と経験不足?のためか、最後尾の泳ぎだしになりました。

 3選手が高波の影響を感じないような素晴らしいペースで抜け出しレースを展開すると、中盤からペースに着けない選手が出始め集団が大きく二つに分かれました。それでも高橋選手は最後尾に着くのが精一杯といった感じでした。

 第2集団からも離され浅瀬に脚を盗られ転倒・・・・中南米の2戦とは全く勝手が違うレースとなりました。

 バイクでは第3周団のローテーションに入っているものの、あきらかに前集団とはスピードが遅く、スイムに続いて厳しい状況でした。

 ランでは、快調な走りをするものの、バイク終了時までのタイム差が大きく11位でのゴールとなりました。

《監督 相澤義和》

【高橋選手コメント】

 連戦3戦目となったムールーラバはワールドカップということで注目度やレベルの高いレースでしたが、参加選手が少なく、上位を狙えるチャンスでもありました。

 結果としては11位でのフィニッシュとなり、チャンスを生かせなかった悔しさが残ります。

 スイム会場は波が高く、波に立ち向かおうなどとは思わず、避けることだけを考えました。波は避けられたものの、ビーチランで出遅れ、泳ぎ始めた頃には明らかな差ができてしまいました。

 一時は波に乗って集団の中に入ることができたのですが、上陸前には最後尾となり、第3集団でバイクをスタートしました。周回毎に第2集団との差が開いていることは認識していましたが、前の集団を追うことよりも今いる集団から離されないことに精一杯でした。ここで開いた第2集団との差を少しでも埋められていれば順位も違っていただろうと考えると、スイムとバイクの力不足が顕著に現れたレースだったと言えます。

 一方、最後のランを3番目のタイムで走れたことは今回のレースの良かった点です。

 初めて海外での転戦を経験して、練習量が減った中でパフォーマンスを落とさないことの難しさや、気候の違い、文化の違いに慣れることの大変さを実感しました。

 今回の3連戦は満足のいく遠征とはなりませんでしたが、3レース全てを最後まで駆け抜けられたことは次のステップに繋がったと思います。

 応援ありがとうございました。