RESULT 2017年
ITU世界トライアスロンシリーズ 第2戦 ゴールドコースト大会
開催日 | 2017年4月8日(土) 女子午後2時06分、男子午後4時06分スタート |
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開催地 | オーストラリア連邦クイーンズランド州ゴールドコースト市 |
コース | スイム750m(1周回)、バイク20km(4周回)、ラン5km(2周回) スプリントディスタンス※国際トライアスロン連合公認 |
【エリート女子トップ3と日本人選手の成績】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | アンドレア・ヒューイット(ニュージーランド) | 00:58:03 |
2 | アシュリー・ジェントル(オーストラリア) | 00:58:07 |
3 | 井出樹里(スポーツクラブNAS/神奈川) | 00:58:12 |
8 | 上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター/千葉) | 00:58:31 |
18 | 松田友里恵(ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター/千葉) | 00:58:54 |
21 | 高橋侑子(富士通/東京) | 00:59:17 |
31 | 佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/山梨) | 01:01:50 |
35 | 高橋世奈(日本食研/愛媛) | 01:02:58 |
37 | 蔵本葵(東京ヴェルディ/東京) | 01:03:25 |
【エリート男子トップ3と日本人選手の成績】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | マリオ・モーラ(スペイン) | 00:52:35 |
2 | リチャード・マレー(南アフリカ) | 00:52:39 |
3 | フェルナンド・アラルサ(スペイン) | 00:52:44 |
30 | 細田雄一(博慈会/東京) | 00:54:23 |
34 | 古谷純平(三井住友海上/東京) | 00:55:12 |
37 | 石塚 祥吾(日本食研/愛媛) | 00:57:10 |
【関連Webサイト】
公式リザルト: |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
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午後2時過ぎ、澄み切った青空の中今季2戦目となる世界最高峰のレースに46名が挑みました。 高橋選手は久しぶりのポンツーンスタートだったためか?飛び込みで出遅れ、水面に上がった地点で前をブロックされ行き場をなくしてしまいました。それでもバトルの隙間を上手く入り込むことができ、高速スイムの縦列に離されることなく付きました。 最終ブイ手前で、一度は離れかけたものの上陸寸前の位置がよく第2集団中盤で上がり、トランジットもこれまでの教訓を修正できバイクへ移りました。 バイク1周目、しっかり集団に残り戻ってきました。上田選手や井出選手に混じり後方でしたが期待が高まりました。 しかし2周目には高橋選手の姿がなく、少人数の第3集団に下がっていました。前集団で落車があったらしく、数人が傷を負い追いかけていました。 大きく差を広げられ、ランをスタートしました。ランではいつものスピードがなく、やはり世界選手権に出場する選手が集まるだけあり抜け出すことが出来きず、35位でのゴールとなりました。 夕方が迫り、ひんやりした空気の中男子は48人がスタートしました。女子のレースでは有力選手とは右側に集中しましたが、左側からスタート選手が抜け出していたので、石塚選手は左端から見事に抜け出しました。一時は先頭集団の中盤まで下がったものの、上陸前の混戦を上手に抜け出すと好位置でバイクに移ることができました。 しかし、1周目に戻ると石塚選手の姿はありませんでした。高橋選手同様に前走車の落車に止まってしまったようです。 積極的に先頭に立ち少人数の集団をリードするもののやはり叶わず37位のゴールとなりました。 《監督 相澤義和》 |
【高橋選手コメント】
今回初めて出場したWTSは、これまで経験してきたレースとは速さが違うと聞いていたので、それを覚悟したうえで、何も分からないからこその緊張感と挑戦というワクワク感をもって臨みました。結果は35位と世界の壁の高さを感じたレースになりましたが、良かった点と今後修正していく点それぞれが見つかり、貴重な経験となりました。 スイムはスタート直後に左右の選手に進路を塞がれました。ただ、そこでぶつかり合いがなくなったことにより周りの状況が落ち着いて見え、右前方に空いているスペースがあることに気づきました。そこに入ったことで遅れを少し取り戻し、ブイ回りもほとんど他の選手と接触することなく回避することができました。後半の直線で前の集団から離されそうになりましたが、上陸前のブイ回りで集団がもたついた為に差が縮み、取り残されることなくバイクに入りました。 バイクコースはコーナーが多く、技術不足から立ち上がりで前の選手と離れては追いつく、ということの繰り返しで、直線に入ってからも集団のスピードが速いため後ろに付いていても休めない状況でした。そんな中、前を走っていた数人の選手が落車し、そこで集団が別れてしまいました。 ランは終始スペインの選手と2人で走るかたちとなり、ラストは競り勝つことができましたが、ラップタイムは良くありませんでした。 レースを振り返ると、今回バイクでつけなかったことは技術だけでなく走力にも大きな差があることのあらわれでした。しかし、スイムで遅れなかったことでこの差を体感することができましたし、スイムを自分と同じくらいで上がった選手が表彰台に立つ姿を見て、課題は沢山あるけれど、そこをひとつひとつ埋めていくことで縮められる差だと思いました。これから練習と実践経験を積み上げ、その差を少しずつ埋めていきたいと思います。 |
【石塚選手コメント】
スイムは女子のレースを見た監督のアドバイスもあり、ほぼ左端からスタートしました。波で体が何度も浮くので、接触よりもそちらのタイムロスが心配でした。しかし、スイム上がりは前と約20秒差で、後ろに力のある選手が多くいたので位置としては上出来だったと思います。 バイクは途中、集団前方の落車で一時停止したのものの、それに以前に後ろから追い上げてくるスピードに全く歯が立たなかったのが強く印象に残っています。メイン集団からのタイム差が響き、完走は出来ましたが、ポイントは獲得出来ませんでした。 まずは、こうしてWTSの舞台に出場し、世界との実力差をまた感じる機会を頂けて有り難く思います。見ていただけでは分からない事が多く、出場する事でより力の差が明確にイメージ出来ました。 どう対策すれば、近づけるのか考え、練習に励みたいと思います。応援ありがとうございました。 |