HOME > 日本食研 実業団トライアスロン部TOP > RESULT > 2017年 > ASTCアジアトライアスロン選手権(2017/パレンバン)

RESULT

RESULT 2017年

ASTCアジアトライアスロン選手権(2017/パレンバン)

開催日 7/21(金)7:30(日本時間同日9:30)U23女子・エリート女子
7/22(土)7:00(日本時間同日9:00)U23男子・エリート男子
開催地 インドネシア・パレンバン
コース スイム1,500m(2周回)、バイク40km(6周回)、ラン10km(5周回)
*国際トライアスロン連合(ITU)公認

【エリート女子上位3名と日本人結果】

順位 氏名 記録
1 高橋侑子(富士通/東京) 02:06:31
2 蔵本葵(東京ヴェルディ/東京) 02:07:21
3 髙橋世奈(日本食研/愛媛) 02:07:50
4 松田友里恵(ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター/千葉) 02:08:21
DNF 久保埜南(トーシンパートナーズ・チームケンズ/山梨) -

【エリート男子上位3名と日本人結果】

順位 氏名 記録
1 古谷純平(三井住友海上/東京) 01:54:22
2 小田倉真(三井住友海上/東京) 01:54:48
3 谷口白羽(トヨタ車体/愛知) 01:54:56
4 細田雄一(博慈会/東京) 01:55:49
5 前田凌輔(ベルリオ/愛知) 01:56:32
6 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 01:57:09

【関連Webサイト】

詳細結果:http://www.triathlon.org/results/result/2017_palembang_astc_triathlon_asian_championships

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

*エリート女子
 暑さの為、U23カテゴリーとの同一レースとなりました。午前7:30、27人が一斉にスタートしました。飛び込みこそ良かったものの浮き上がりからのポジション取りに苦戦し、集団後方でした。二人が抜け出しスイム1周目は25秒ほど遅れた9番手あたりでした。先頭の二人が更にリードを広げ、髙橋選手は第2集団に入れるか微妙なタイム差でバイクをスタートさせました。先頭2人はかわらず後続が多人数で追いかけました。周回を重ねる毎に差が縮まり、後半26秒差になりました。しかし、終盤に第2集団が大きくペースダウンし、先頭の二人から1分以上離されてランに移りました。1周目、15秒差を詰め、松田選手をややリードし3番手に上がりました。そこからが詰まらず、3周目には順位を一つ落とし4番目となってしまいました。先頭争いから脱落した久保杢選手が脱水症状となり、ゴール150mで倒れるほど気温が上がっていました。髙橋選手も苦しみながら3位に繰り上がりゴールしました。

*エリート男子
 午前7:00、U23男子と同時に73名の選手が一斉にスタートしました。日本人選手の多くが最短距離の右側に固まりましたが、石塚選手はバトルを避け一人中央よりでした。石塚選手の読み通り、最初のチェックポイント通過選手に『No、7shogo,ishituka』と会場にアナウンスが響き渡りました。それほど大きなリードではありませんでしたが、そのまま先頭を一度も譲る事なくスイムを終了してバイクに移りました。バイク1周目。石塚選手を中心に日本人エリート選手5人、外国選手、学生の山本選手の7人が集団を形成すると脱落する選手も無いまま後続とのリードを広げてバイクを終了しました。トランジッションを石塚選手、谷口選手、外国選手を3人がほぼ同時に出ていきました。暑さの中で懸命に走るもののペースが上がらず、2周目で5番手に下がってしまいました。最終周に細田選手にも交わされてしまい6位のゴールとなりました。

《監督 相澤義和》

【石塚選手コメント】

 スイムはスタート直後から抜け出して、そのままスイムアップまで先頭を泳ぎ続けました。最初から最後まで自分のリズムを崩さず終えられたので、上々の出だしだったと思います。バイクは日本人5名と香港1名の先頭集団に入り、後ろの集団から逃げ切る為にも皆が協力して展開しました。この時から気温も上がり始め、暑さとの闘いでもありました。最終的にはバイク終わりまでに後ろの集団に2分以上の差を付けてランに入りました。ランはスタート直後から全く体が動かず、ゴールが途方も無いくらい長く感じました。

 今回のレース中の反省点として、バイクボトルを全て飲み切れなかった事がまず挙げられます。単純な実力不足も否めませんが、パフォーマンスを最大限発揮する為の補給のタイミングを逃したのは勿体無かったです。普段の生活の中で水分補給が出来ていたと思っていても、実際は脱水症状が数値として現れていたので、量と質にも気を配りたいと思います。

【髙橋選手コメント】

 今回初めてアジア選手権に出場しました。レース2日前の夜に現地へ到着して、前日は試泳、試走、競技説明会と慌ただしく1日が過ぎ、あっという間にレースを迎えました。1ヶ月近く涼しい場所に居たため暑さに対して不安はありましたが、自分の中で今回は"2時間耐久レース"になることを覚悟していました。まずは無事にゴールができたことにホッとしています。

 レース前日にエリートとU23が同時スタートになることが決まり、27人でのスタートとなりました。今回のスイムはブイ周りでのロスがあり、もったいないことをしてしまいました。スイムはコースがシンプルな分、少しのロスが大きく響くので、バトル等状況にもよりますが、最短距離を意識して泳ぎたいと思います。バイクは前を2人の日本人選手が走り、自分達は十数人の第2パックでの展開となりました。前日のコース試走の際には路面に砂利があって不安な点がありましたが、当日はきれいに整備されていて走りやすかったです。トップと75秒程の差でランに入り、そこからは暑さによる体力の消耗との戦いでした。追い風を利用してリズムを立て直したり、橋の上りでペースを落とさないよう心がけたりと、きつい中でも意識できたことは良かったです。ただ、やはり暑さによるダメージは大きく、暑さや寒さに強いタフな選手になっていきたいと感じました。

  次のレースまでは少し空くので、この期間に回復と強化を図り、1つでも多くの課題を克服して次に臨みたいと思います。