RESULT 2018年
NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(2018/スービックベイ)
開催日 | 2018年4月22日(日)男子スタート05:30(日本時間同日06:30) |
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開催地 | フィリピン共和国サンバレス州オロンガボ・スービック湾旧軍事基地特設コース |
コース | スイム1500m(2周回)、バイク40km(2・5周回)、ラン10km(3周回+400m) *スタンダードディスタンス(51.5km) *水温28.9度,、気温30度 *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【男子上位3名と弊社選手結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | Filipe Azevedo(ポルトガル) | 01:50:50 |
2 | Min Ho Heo(韓国) | 01:50:55 |
3 | 北條巧(日本体育大学/学連) | 01:50:59 |
6 | 石塚祥吾(日本食研/愛媛) | 01:51:20 |
19 | 古山大(日本食研/愛媛) | 01:53:47 |
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【レースリポート】
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薄暗さが残る早朝5時30分、52名の選手が一斉にスタートしました。 石塚選手は自分の位置を確保し実力通り第一集団で上がれました。古山選手は最短距離からスタートしたものの集団に前を塞がれると位置取り争いに巻き込まれ、40秒ほど遅れた第2集団で上がりました。 バイクの折り返し地点では一旦50秒を越える差となりましたが、後続集団とは見た目での速さは変わらなかったため、古山選手に状況を伝えました。再び折り返しで待っていると先頭集団が吸収され、30人近い大きな集団になっていました。その後は小さな仕掛けこそあるものの大きくレースが動くことはありませんでした。 ランに入ると暑さのため徐々に集団が絞られていきました。1周目で10人、2周目では5人となりましたが石塚選手は集団でしっかり粘っていました。後半に入り後続から陸上から転向した選手に抜かれはしましたが最後まで繋げるレースで6位のゴールとなりました。古山選手は無理なペースで追走せず、自分のリズムで走りました。後半、脱落した選手を交わし19位でゴールしました。 直前での合宿を振り返ると石塚選手はナショナル合宿での力をようやく出せた気がします。古山選手も環境が大きく変わった中で新たに取り組み始めたことが繋がりつつあるレースになってきました。 《監督 相澤義和》 |
【石塚選手コメント】
早朝5時半のスタートでしたが、普段の朝練習の時間を考えれば特に不安になる事はありませんでした。スイムはかなり余力を残して上位で上がり、バイク途中まで7人で回していましたが、25k付近で後続が合流して大集団になってしまい、ラン勝負となりました。終盤までは先頭争いに付けていましたが、残り3kからのペースアップに対応できなかったのが敗因です。終盤までにもっと余力があれば、展開が変わってくると思うので、継続してやっと線になってきたスピード練習の質・量を再度見直したいと思います。 次レースの横浜の世界選手権は出場が未確定の状態ですが、最善の準備で備えたいと思います。 |
【古山選手コメント】
実業団入り後2度目となるレースは、フィリピンのスービックベイでのレースでした。2回続けて海外レースへの出場の機会をいただき、前回の反省も踏まえた目標と課題を持ってレースに臨みました。 スイムは、波も殆なく穏やかな海でした。一番内側を取りスタートしたのですが、外側から押し寄せる選手達から抜け出ることができずバトルに巻き込まれてしまい、第一集団から40秒遅れた第二集団でのスイムアップでした。スタートの抜け出し方、どうして抜け出せないのかは今回のレースから監督と話し合い原因や打開策が見つかりました。ここを徹底的に強化し次こそは第一集団で上がれる泳力を身に着けてきます。 バイクは最初4人の第二集団だったのですが、後ろから追いつかれるのと前に追いつくのとで巨大化し最終的には約30人の大きな第一集団になりました。大集団になってからは、危険回避と動きがあった時に即座に反応する為に常に前方に位置取り、集団全体を把握しながら状況に合わせて適宜対応するように致しました。その中でも確実にバイク走力が付いているのを感じました。 ランは、バイクで集団前方を位置取っていたのが助けとなり先頭付近でのスタートをすることができました。しかしスタート後数百メートルからジワジワと先頭との差が開いていき、先頭争いから遅れる展開となりました。苦しい部分でしたが、グッと堪え、ペースを落とさずにむしろ上げていくように10kmを走る事に注視していきました。結果ラン後半で3つ、4つ順位を上げることができました。10kmを高い出力のまま走りきる感覚を今回掴むことができました。あとは、これに速度を上乗せしていくだけです。引き続き、強化して参ります。 今回、少なくはありますが、最低限の目標であったITUポイントの獲得をすることができました。やってきていることが徐々にではありますが、形になってきている感覚があります。次こそは結果に繋がるように、貪欲に練習へ励んで参ります。引き続き応援の程、よろしくお願い致します! |