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RESULT

RESULT 2018年

ASTCトライアスロンアジアカップ(2018/マウントマヨン)

開催日 2018年8月12日(日)男子スタート:5:35(日本時間同日6:35)
開催地 フィリピン・マウントマヨン
コース スイム1500m(0.75km×2周)、バイク40km(20km×2周)、ラン10km(2.5km×4周)
*スタンダードディスタンス(51.5km)
*水温28度、気温26.4度、ウェットスーツ着用不可
*国際トライアスロン連合(ITU)公認

【男子上位3名と弊社選手結果】

順位 氏名 記録
1 古谷純平(三井住友海上/東京) 01:49:11
2 Oscar Coggins(ホンコンチャイナ) 01:49:54
3 佐藤錬(福井県スポーツ協会/福井) 01:50:23
4 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 01:50:38
12 古山大(日本食研/愛媛) 01:58:04

【関連Webサイト】

結果詳細(全30名) https://www.triathlon.org/results/result/2018_mt_mayon_astc_triathlon_asian_cup/322608

大会公式サイト https://www.triathlon.org/events/event/2018_mt_mayon_astc_triathlon_asian_cup

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 早朝5時35分、石塚選手がホーンを待ち切れず、フライングスタート。スイムは1,500mを1周回するコースで先頭から僅かに遅れ3番目に石塚選手が上がりました。古山選手はバイク集団に乗れるかどうかの瀬戸際13番目に上がりました。

 バイクが2往復するコース設定となっており、先頭集団が戻ってくると5人が脱落し7人でした。石塚選手は残っていたものの、古山選手は残れなかったようです。

 先頭集団から遅れる事4分。非常に長く感じました。ようやく古山選手を含む大きな後続集団が最終回に入りました。なんと4分以上も離されており古山選手の入賞が限り無く難しいと思いながら、石塚選手のペナルティ確認のため掲示を確認に急ぎました。すると他のコーチから石塚選手がバイク乗り出し前にペナルティボックスで15秒の停止を受けた事を知らされ、少しほっとしていました。

 しばらくすると先頭集団が戻ってきました。石塚選手はトランジッションをスムーズに処理し2番目でランをスタートしました。中盤までは2位争いをしていましたが7,5km過ぎから追走することが出来ず4位でのゴールとなりました。

 5分ほど経過し、後続集団の先頭を争いながら古山選手もランをスタートしていました。しかし、この日の走りには精彩が無く、スタート直後のペースを維持出来ませんでした。徐々に後退し12番目のゴールとなりました。事前合宿が好調だっただけに残念な結果となりました。

《監督 相澤義和》

【石塚選手コメント】

 悪い意味で全体的にまとめてしまう私らしいレースだったと思います。その中でスイムスタートでフライングをしてしまい、バイクスタート前にタイムペナルティを受けてから単独で先頭集団に追い付けたのは良かった点です。

 先月のエドモントンの世界選手権では、これ以上にもがいても追い付けなかったのと比べたらレベルが違ったので、そういう意味では少なくとも転戦させてもらった経験を少しは活かせました。

 次のレースまで期間が空くため、一度練習に集中して狙うレースに向けた準備をしたいと思います。

【古山選手コメント】

 今回のアジアカップマウントマヨン大会は、12位という結果でした。皆様応援有難う御座いました。

 スイムは、日の出と同時にスタートでした。課題であったスタート直後の泳ぎ方に関しては、少し改善が見られ前回のアジアカップである大阪大会よりも後ろに押しやられる事がありませんでした。しかし、まだ当たり負けしてしまう部分がありました。ぶつかったり沈められたりする事に対して泳動作を止められないようになることが今後の課題です。第一ブイを回った辺りで前泳者の中切れを起こし、先頭集団から分断されてしまいました。後半目一杯を使ってなんとか追いつく事ができましたが、ここをしっかりと前で泳いで後半の追い上げの力を他の部分に活かす事が必要だと感じました。

 

 スイムは先頭と14秒差で上がり、トランジションまでのランで少し差を縮めました。しかし、あと一歩追いつくところまで行けずに自転車に飛び乗りました。スタートから1∼2km必死でペダルを踏み続けましたが、後ろから追い上げ第一集団まで上がっていった石塚選手につくことができず第二集団となってしまいました。大阪と比べ第一集団が目と鼻の先にいただけにここでの出力不足がレースの分かれ目となりました。以前からバイクの出力不足・一人でこぎ続ける能力の不足は感じており改善を試みてきましたが、まだ足りませんでした。そのままランは4分30秒遅れの第二集団でスタートしましたが、後半にリズムを維持することができず12位という結果でした。

 

 今回はスイムアップ位置が少し上がったことから現状のバイク能力とスイムの出だしの泳ぎ方では、コンチネンタルカップでまだ通用しないという事がわかりました。加えては、自分に不利な展開になった際に途端にリズムが崩れてしまうタイプだという事もわかりました。

 

 結果に対して必要不可欠なポイントに気づけたレースでしたので、次戦へ向けてその部分の修正・強化とレベルアップへ向けた練習を積んでまいります。引き続き応援よろしくお願い致します!