RESULT 2018年
FISU世界学生トライアスロン選手権(2018/カルマル)
開催日 | 2018年9月1日(土) 男子スタート:13:00(日本時間同日20:00) |
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開催地 | スウェーデン王国・カルマル市 |
コース | スイム750m、バイク20km、ラン5km *スプリントディスタンス(25.75km) *国際トライアスロン連合(ITU)公認 気温17、8℃、水温17、9℃ |
【男子上位3名と日本人結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | Lars Pfeifer(ドイツ) | 00:51:40 |
2 | Gabriel Allgayer(ドイツ) | 00:51:43 |
3 | Nathan Guerbeur(フランス) | 00:51:52 |
17 | 古山大(日本食研/愛媛) | 00:52:45 |
41 | 北條巧(日本体育大学) | 00:54:23 |
43 | 佐藤錬(福井県スポーツ協会/福井) | 00:54:25 |
45 | 岩本敏(流通経済大学) | 00:54:38 |
63 | 有島愛葵(日本学生トライアスロン連合) | 00:56:55 |
71 | 杉原賞紀(日本旅行/茨城) | 00:59:00 |
【関連Webサイト】
大会公式サイト https://www.triathlon.org/events/event/2018_kalmar_fisu_world_university_triathlon_championship |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
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午後1時、31カ国71名の選手がフローティングスタートをきりました。 ランキング上位の選手が岸側に集中しましたが、古山選手は女子レースの状況を考慮して中央からスタート。この判断が功を奏して、スイムは先頭集団後方で上がりました。 ジグザグな狭いバリケードを冷静に処理して、第1集団に乗れるかどうかでバイクコースに消えて行きました。慣れない石畳、降りしきる雨と悪条件ながら、日本人選手でただ一人先頭集団に入りました。しかし、徐々に後続集団が迫っていました。最終回、後続集団に吸収さましたが、ランに入っても日本人でただ一人先頭集団で粘っていました。旧跡、不整地の入り混じったコースに大柄の選手たちが苦戦する中、最後まで崩れず17位でゴールを果たしました。 《監督 相澤義和》 |
【古山選手コメント】
世界学生選手権17位でした。皆様応援有難う御座いました。 今回のレースは、前回のアジアカップマヨンで失敗した部分を士別合宿で徹底的に強化すると同時にその他の部分についてもさらなるレベルアップの為練習を積んでの参加でした。上位獲得はできなかったものの、世界を相手に積み上げてきた成果を十分に発揮できた手応えを感じたレースでした。 スイムは、最近課題である第一集団に残る事。これを強化してきての参加でした。スタート直後のバトルに巻き込まれる部分の強化の成果が出て、第一集団の後方でスイムアップしバイク乗り出しで第一集団先頭に入ることができました。久々のウェットスーツでのレースで寒さに対しても不安要素がありましたが、防寒対策を徹底したおかげで寒さを感じる事なくレースに臨むことができました。 バイクは初め10人程の集団でした。前回失敗した乗り出しは、失敗を踏まえて集団を捉えるまで踏み続ける意識と練習の成果で集団に入ることができました。アメリカとイギリスの選手が先頭を引き続け、ローテーションをするというよりは出られる奴だけ出てこいと言うような走りで私は前に出てもすぐに下げられてしまいました。この部分の走力の強化は引き続き今後の課題です。後半後ろが追いつき大集団になった時は前方10人程に常に収まるようにし、危険回避を徹底しました。 ランはスプリントレースのため前半からハイスピードな展開でした。コース前半にクロスカントリー区間がありテクニカルな反面、後半はフラットなスピードコースで走力差がそのまま出るようなレイアウトでした。先頭集団でスタートしましたが、出だしのスピードに着けずそのままズルズルと後退。しかし1km過ぎ位からはなんとか喰らいつくようにして走れました。走りの調子が良く現状のパフォーマンスを最大限発揮した感覚だっただけに世界との差をまざまざと見せつけられることになりました。しかし、明確な差を知ることができましたので今後の強化の為の重要なヒントになりました。 世界の選手達に対して喰らいつけた部分、できなかった部分ありましたが夏合宿の成果は十分に発揮することができました。 ミックスリレーは、私のペナルティにより失格となってしまいました。 理由としては、スイミングキャップを指定のボックスに入れなければならないところ私は走行中にキャップを落としてしまいそのまま気づかず走り続けてしまった事です。ペナルティに気づけなかった事は私の不注意でした。今後このような事が無いように細心の注意を払ってレースをしてまいります。 リレーもスプリントより更に短い距離のレースも初めてでした。高速展開は予想しており、予想以上の高速度に圧倒されてしまいました。スイムのスタート、バイクの巡航速度、ランの出だしのスピードが特に違いを見せつけられたところでした。あの力任せにガツガツスピードを上げてくる感じに小柄な私がどう対抗するかは今後の強化の課題になってきます。 しかし今回は何よりもペナルティを受けてしまったことが、チームメイトに申し訳無いかぎりでした。この失敗はしっかりと反省し、次回以降同じ事をしないように気をつけて参ります。 |