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RESULT

RESULT 2018年

NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(2018/村上)

開催日 2018年9月30日(日)男子スタート9:53、女子スタート10:01
開催地 新潟県村上市
コース スイム750m(1周)、バイク22km(1周)、ラン6.06km(1周)
*スプリントディスタンス
*アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認
*気温17度、水温23度、ウェットスーツ禁止

【エリート女子上位3名と弊社選手結果】

順位 氏名 記録
武友綾巳(ボーマレーシング・トラソール/福岡) 1:07:20
2 エミー・ルゴー(カナダ) 1:07:27
3 杉原有紀(流通経済大学) 1:07:50
7 田中麻優(日本食研) 1:08:32

【エリート男子上位3名と弊社選手結果】

順位 氏名 記録
1 北條巧(日本体育大学) 0:59:06
2 古谷純平(三井住友海上/東京) 0:59:20
3 大谷遼太郎(セガサミーホールディングス/埼玉) 0:59:29
16 古山大(日本食研) 1:00:50
19 石塚祥吾(日本食研) 1:01:05

【関連Webサイト】

結果詳細 http://www.jtu.or.jp/results/2018/0930murakami_elite.pdf

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 高松大会が中止になり、男子は国内トップ選手のほとんど顔を揃え午前9時53分、70名の選手がスタートしました。ただ、新潟県地方も台風の影響で距離を短縮して開催することが精一杯な状況でした。

 男子の部に弊社から石塚・古山選手が出場。今期、安定したスイムで第一集団を逃すことはありませんでしたが、この日の石塚選手はやや遅れました。トップの古谷選手から12秒と僅かの差に見えますが、このコースは乗車ライン直後の急激な登り坂があり先頭集団にはいれるかどうか?といった差になっていました。

 古山選手もポジション取りに苦戦、先頭集団が厳しい状況でスイムからバイクに移りました。10kmの海岸線を折り返すコース設定のため、その後状況が全く分からずゴールへ移動しました。

 ゴール地点での途中経過ではトップ3人。500m後方に30人程度の大きな集団が追いかけているという事が分かり、スイムの位置では厳しいと想定しながらランコースを逆送していきました。

 残念ながら上位にはチームユニフォームが見られず、16番目に古山選手、19番目に石塚選手が走ってきました。以降、順位を下げることは無いものの初戦を狙い通りのレースに出来ませんでした。

 

 女子の田中選手は3番手当たりで練習の成果以上にスイムを好位置で上がりました。

 しかし、村上特有のトランジッション直後の急な坂に順位を落としましたが、トップ集団に入れそうな位置でコースに出ていきました。

 同じく上位集団にユニフォーム姿が無いものの6位争いを3人の選手で繰り広げていました。

 一人はJr時代に世界チャンピオン。ラン単体では全く歯が立たない相手でした。それでも懸命に追走し目標の8位入賞を上回り7番目のゴールを果たしました。

《監督 相澤義和》

【石塚選手コメント】

 無気力な状態でレースに入ったので、スイムから集団を逃したり、悪い流れとなりました。第2集団は人数の割に回そうとする選手が少なかったので、差は開く一方でそのままランに入りました。案の定ランも動く訳もなく、順位も19位でした。しっかりレース出来ていないので、3種目全て良かった点や反省点がないレースでした。

【古山選手コメント】

 アジアカップ村上大会16位でした!

 皆様応援有難う御座いました。 

 今回は、台風が近づいてきている事もありオリンピックディスタンスをスプリントディスタンスに変更してのレースでした。

 スイムは、フローティングスタート。掴みかけている出だしの感覚をものにする為に特に注意してスタートしましたが、バトルで沈められてしまい順位を上げられずにバイクスタートでした。バトルに対する泳ぎ方、当たり負けしない事はもちろんですが、根本的なスプリント力以外にも泳ぐ位置の選択であったりと先頭集団への定着を果たすためにクリアすべき課題が明らかになったレースでした。

 バイクは、スタート後バラバラと散らばっていた選手が次第に集まっていき3〜4キロで第二集団の大集団になりました。スイムでもっと前で上がっていれば色々と展開に動けたかもしれないだけにやはりスイムの好位置での終了は早急に改善すべき点と考えられます。バイクの出だしで千切れるようなことはありませんでしたが、更に上であがったときに対応できるよう引き続き強化をして参ります。

 ランは大集団でのスタートでした。集団前方からスタートし、抜きつ抜かれつを経て集団中盤よりも少し前で走りました。世界学生の時程のキレはありませんでしたが、大崩れするかしないか紙一重の部分で耐えながら走りきることはできました。地力となる走力は着実に上がってきているように感じます。あとはこれをどうレースに活かすかです。

 全体を通してスイムのスタートで潰れた部分を除けば、大失敗した点は見受けられないレースでした。それだけにその失敗の一点の弱さが浮き彫りになりました。しかし大失敗が少なかったとはいえ16位。ポイントは入りましたが、もっと上の順位をとりたかったのが本心です。決して悪いところばかりではありませんでしたが、良いところばかりでもなかったレースでした。

 この後は国体・日本選手権・アジアカップ香港と大きなレースが続きます。次のレースまで短いですが、今回の悔しさを前へ進む糧としてまた強化をして参ります!

 応援有難う御座いました!引き続き応援よろしくお願い致します!

【田中選手コメント】

 今回の村上大会は台風の接近により、距離が短くなっての開催となりました。

 結果は7位と目標としていた8位を達成することが出来ました。

 スイムは波もほとんどなくとても良いコンディションが良く、スタートからの出だしで遅れることなく、大きなバトルもほとんどなかったので全体の4番手あたりでスイムアップしました。しかし、トランジッションで先頭選手との差が開いてしまい状況を把握して対策をしてつけたらさらに良いレース展開になったと思います。

 バイクはポイントとなるところをしっかりと決めて、そこを外さないようにしっかりと準備して臨みました。前半は2名逃げているのを10名で追うという展開でした。後ろの第2集団との差も大きく開いていたので、ペース自体はあまり早くはありませんでした。後半は先頭2名の選手を捉え、12人でランスタートでした。バイクはさらに力をつけて、自分から集団を動かせるようになりたいと思いました。

 ランは12名でスタートし、いつもの癖でオーバーペースで入ってしまうというところがあるので、どんなに飛び出されても落ち着いて走りました。前半は開いている差を少しずつ自分のリズム、走りをして前との選手との差を縮められるようにしました。後半はペースを切り替えて落ち着いた判断をしっかりとして追いつき、離すことが出来ました。以前のレース展開ではなかなかランでの差を埋められず、そのままゴールすることがほとんどでした。今回のようなレース展開が出来たのは、国体や日本選手権に繋がるものになりました。

 今回3連戦の初戦のレースでしたが、練習の成果をしっかりと出せたと思います。ですが、まだまだ修正しなければならないところやレースコースの特徴等を活かした展開や対策を考えて残り2戦に繋げていけたらと思います。

 応援ありがとうございました。