RESULT 2018年
第24回日本トライアスロン選手権(2018/東京・台場)
*2018NTTトライアスロンジャパンランキング最終戦
開催日 | 2018年10月14日(日) |
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開催地 | 東京都港区・お台場海浜公園、臨海副都心トライアスロン特設会場 |
コース | スイム1500m(0.75km×2周)、バイク40km(5km×8周)、ラン 10km(2.5km×4周) *スタンダードディスタンス(51.5km) *気温:14.9℃(女子)18.5(男子)、水温21.1度 |
【エリート女子上位3名結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 高橋侑子(富士通/東京) | 1:59:50 |
2 | 佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/ 山梨) | 2:00:12 |
3 | 岸本新菜(福井県スポーツ協会/福井) | 2:00:53 |
18 | 田中麻優(日本食研/愛媛) | 2:06:10 |
【エリート男子上位3名結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 北條巧(日本体育大学) | 1:46:37 |
2 | 古谷純平(三井住友海上/東京) | 1:46:58 |
3 | 細田雄一(博慈会/東京) | 1:47:34 |
4 | 石塚祥吾(日本食研/愛媛) | 1:47:35 |
13 | 古山大(日本食研/愛媛) | 1:51:05 |
【関連Webサイト】
全結果詳細 http://www.jtu.or.jp/results/2018/1014_nationalchampionships_result.pdf |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
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過去3年間が雨だった日本選手権。今年も予報では雨の可能性もありましたが、天候は曇り。水温は20度以上あったものの、外気温との関係で女子のスイムはウェットスーツ着用可となりました。 昨年13位だった田中選手は、8位を目標に今年の日本選手権に挑みましたが、スイムスタートで出遅れてしまい、周囲の選手に進路を塞がれる形となり、最後まで修正する事が出来ずにスイムは31位と大きく出遅れてしまいました。バイクでは前の集団を吸収する事は出来たものの、走力のある選手の殆どはさらに前の集団に固まっていた為、第3集団でのバイク終了となりました。ランはスイムやバイクと違って良い時の走りが出来たようで、順位を上げる事は出来たものの、結果は18位という悔しいものになりました。 女子のレースが終了後、11:00からのスタートとなった男子は外気温が上がったので、スイムでのウェットスーツは着用不可となりました。スイムが得意な石塚選手はもちろんの事、今年入社した古山選手も1周目は石塚選手の数秒後に上がってきました。しかし、ペースの上がった2周回目、古山選手本人も全力で泳いでいたとは思いますが、トップとはさらに数秒の差が開いてしまいました。 古山選手は第1集団の最後尾でバイクへと移ったものの、この数秒の差をバイクで縮める事が出来ずに失速、40秒ほど後ろから来た第2集団に吸収されてバイクは展開しました。一方、8名で形成された第1集団に入った石塚選手は後続との差を徐々に広げていき、世界選手権シリーズ横浜大会以降、思うような走りが出来ておらず不安視されていた最終種目のランへと移りました。これまでのような失速もなく序盤から4位集団で走り、中盤からは他を振り切り単独4位での展開になり、並走する2、3位との差も中盤以降は殆ど変わらない状態で最終周へと入りました。終盤、3位の選手の脚が止まり一気に差が縮まったものの、逆転には至りませんでしたが、自己の過去最高順位となる4位となりました。 《コーチ兼選手 平松幸紘》 |
【石塚選手コメント】
毎年日本選手権は何故かスイムの相性が悪いのか、出遅れてしまう事が多いので、そこの部分で変に緊張していました。今年もやはりアップの時点で動いていたのが、本番では遅れてしまい、バイク以降もそこまで速いペースでもないのに苦しく感じる時間帯が続きました。しかし、今まで調子が悪い時こそ良い結果の時もあったので、それを信じてやるしかなく、ランはひたすら前を追い続ける事で集中を保っていました。 レースを終えた今は時間が経てば経つほど、これまでの最高順位である5位をようやく超えられた嬉しさ以上に、3位との差が1秒だった悔しさが強く残っています。 それと同時にこの結果だからこそ、残りの韓国と宮崎のワールドカップへもう一度何かを掴みたいという気持ちでいるので、この経験もプラスに捉えたいと思います。 |
【古山選手コメント】
日本選手権13位でした!皆様応援有難う御座いました!今シーズンの国内レース最後のレースとして出場致しました。今シーズンの集大成として今まで強化に取り組んできた部分を出し切れるようレースをしました。 スイムは、課題のスタートを特に重要視しました。普段はバトルに飲まれてしまう所を今回は自分のスペースを確保し前に進む事だけに集中し泳ぎ続ける事でバトルを回避するのでは無く当たり負けしない事を意識しました。その結果今シーズンの中では一番良い形で第一ブイを迎える事ができました。一周目は良い位置で上がれましたが、ニ周目に水のキャッチが効かなくなってきて失速してしまいました。結局、約5秒前の第一集団にバイクで追いつく事は出来ませんでした。しかし、スイムが上手く泳げたのでこの感覚を今後更に磨き上げ前で上がれる事を確実なものにします。バイクは、一人で漕いでいたところからだんだんと人が増え最終的に大集団になりました。今シーズン、脚を貯めようとするよりも、ローテーションに入りリズムを作る方がランを走れることが多かったのでそうしました。出力や立ち上がりの一瞬はまだキツく感じてしまい課題でした。ランは、リズムを掴むまでに時間がかかりました。調子が良い時の大きな走りができず苦しい展開となりましたが、大崩れする事は無く走り切る事はできました。どんな状態でもしっかりと走れるだけの走力をつけることが今後の課題です。 |
【田中選手コメント】
今年で3回目の日本選手権は18位という結果でした。目標は8位入賞だったのでとても悔しいです。 スイムはウェットスーツを着用してのレースでした。スタート直後から左右に挟まれ、押し負けてしまい、自分の泳ぎが出来ず大きく出遅れてしまいました。得意のスイムを活かしきれなかったので、今後はどんな状況でも確実に前の集団で上がれるようなレース展開をできるように見直したいです。 バイクは豊洲市場の関係で昨年までのコースが使えなかった為、2014年まで使用されていたコースで行われました。今回のコースはコーナーが多く、Uターンがない分前の集団を追いかけるのが大変でした。スイムの出遅れが影響して第4、5集団あたりでバイクをスタートしました。出来るだけコーナーは集団の前で展開できるようにローテーションに加わりました。ですが、自分から集団を動かそうという気持ちはありましたが、きつくなると上手くいかず空回りしてしまいました。 ランはスイムの出遅れを挽回しようと4周回で確実に前を捉えようと走りました。今回はランパートで前の選手を追い上げる感覚、追いついた時の対処の仕方を学べたと思います。3種目の中で一番成長できたと感じました。ですが、追い上げるだけではなく、後ろから抜かれる部分がありその時粘り切れずに離れてしまったところは自分の弱さだと思うので強くなりたいと思います。今回で後半の3連戦が全て終了しました。レース展開的には至らないところばかりでしたが、まだまだ強くなれる、成長できると思うのでしっかりと反省して来年必ずリベンジします。 応援ありがとうございました。 |