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RESULT

RESULT 2019年

NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(2019/スービックベイ)
*2019 Subic Bay NTT ASTC Triathlon Asian Cup

開催日 2019年4月28日(日)  男子スタート:5:30(日本時間同日6:30)
開催地 フィリピン・スービックベイ
コース スイム1,500m(750m×2周)、バイク40km(13.3km×3周)、ラン10km(2.5km×4周)
*スタンダードディスタンス
*水温27度、気温26.9度、ウェットスーツ着用不可
*アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認

【エリート男子上位3名と日本人結果】

順位 氏名 記録
1 Oscar Coggins(ホンコンチャイナ) 01:49:20
2 古谷純平(三井住友海上/東京) 01:49:30
3 北條巧(博慈会/東京) 01:49:45
4 谷口白羽(トヨタ車体/愛知) 01:50:11
5 細田雄一(博慈会/東京) 01:50:36
6 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 01:50:39
8 安松青葉(日本体育大学) 01:51:49
12 大谷遼太郎(セガサミーホールディングス/東京) 01:53:06
16 渡部晃大朗(カンパニオ/千葉) 01:54:34
21 古山大(日本食研/愛媛) 01:55:40
23 新田城二(社会医療法人関愛会佐賀関病院/大分) 01:58:06
29 山下陽祐(佐藤興業/埼玉) 02:00:00
36 岩本敏(日本食研/愛媛) 02:02:16
44 榊原利基(神奈川県トライアスロン連合) 02:06:08

【関連Webサイト】

結果詳細(全55名) https://www.triathlon.org/results/result/2019_subic_bay_astc_triathlon_asian_cup/338008

大会ホームページ https://www.triathlon.org/events/event/2019_subic_bay_astc_triathlon_asian_cup

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【石塚選手コメント】

 ようやく明るくなり始めた早朝5時30分のスタートとなりました。時差で日本より1時間遅いので、普段の練習であれば朝スイムのメインメニューが終わっている時間で、そこまで眠さが苦にはなりませんでした。スイムは長方形の1周750mのコースを2周。1周目の途中、両脇を挟まれて頑張っても進まない時間帯もあり、少し離されていました。このままではいけないと思い、2周目に入った所から沖のブイまでの片道で距離を詰めて、上陸する200m手前くらいで、ようやく先頭のパックに追い付きました。

 バイクに乗り出した時点から計9名で進め、途中1名が離れても、ペースを乱す者がおらず、順調に展開できていました。3周回のうち1周目の終わりでは後ろの集団から単独で追い掛けている選手もいましたが、それ以降は先頭集団も後ろを引き離そうとして、よりペースが上がっていきました。レース後半、沿道の方が後続との差を1分30秒と知らせてくれたので、バイク終了時には約2分のタイム差があったと思います。

 ランは3種目の中で仕上がりも含めて、一番自信が無かったので、4周のうち2周目までは少し余力を持って進めました。その為、終始単独走となり、無理なペース変化が無かったので、後半に急激にペースが落ちなかったものの、もしバイクのタイム差がなければ、一気に順位を落としていた可能性もありました。早朝スタートとはいえ、徐々に暑くなる厳しい環境下の51.5のレースだったからこそ、スイムで遅れない部分が活きたとは思います。次はスプリントのレースなので、今日のようにスイムの後半追い上げられた展開は忘れ、3種目のスタートの部分を見直したいと思います。

【古山選手コメント】

 スタートは、例年通り日の出と同時でした。レースナンバーが7でしたので、スタート選択は早めでした。1〜6までの選手がコースの内側、コースロープよりを選択しましたが、私は去年の失敗を踏まえ少し中央より(と言っても内側から14番目)を選択しました。スタート直後は、少しだけ順調に行けましたが、内側に切り込んで来る選手と前に進みたい選手とに挟まれ揉みくちゃにされ、第一ブイでおそらく既にトップと10秒程差がついていました。しかし、ここまではある程度予想の範囲内でした。この後、一周目後半からスイムラストにかけてピッチが全く上がらなくなり、上手く追い上げができませんでした。それでも二周目後半に徐々に追い上げましたが、時既に遅しで、急に選手が前にいなくなったと思ったら集団が完全に別れており、第二集団の先頭でスイムを上がることになってしまいました。先頭とはおそらく20秒差くらいでした。バイクは、約10人の第二集団。一度10数秒まで第一集団に近づきましたが、追い着ききれずズルズルと後退、第三集団と合流した大集団になりました。

  集団内では、なるべく脚を使わない位置に陣取るようにはしていたのですが、知らず知らずの内にペースの上げ下げに脚を削られていたのかも知れません。ここ数ヶ月の練習でバイクの地力が上がった分、主観的には余裕があったのですが、上手くランに繋げられませんでした。

  ランは、兎に角集団内で上位を獲得する事を達成する為に、走り出しました。しかし、足が上手く前に出ず飛び出した選手には着けませんでした。集団内8位辺りを走っていたのですが、5km過ぎからズルズルと後退、そのままフィニッシュでした。去年までの悪い時のレースように、動きがバラバラな状態にはならずにギリギリ持ち堪えて走れてはいましたが、速い走りではありませんでした。

  今回、シーズンインを大幅に送らせての満を持してのレース参加でしたが、上手く結果に繋げられる事が出来ませんでした。バイク、ランを重点的に強化し、練習では実力が上がったことを実感しつつありましたが、レースに繋げられませんでした。バイク、ランの強化は今まで通り行いつつ、スイムの強化も取り込むのが次の段階のように思います。

【岩本選手コメント】

 スイムはスタート直後のバトルから抜け出すことができず、1周目で先頭パックから脱落いたしました。2周目に入ってからも位置を上げることができず、第3パックの先頭でのスイムフィニッシュとなりました。バイクは出だしから体、呼吸共に非常にきつく、余裕を持って走ることができませんでした。3周回の内、2周目に第2パックに追い付きましたが、追い付くまでに脚を使い切ってしまい、疲労で脚全体が動かなくなったまま、回復しきる前にランに移りました。

 ちぎれそうな場面では集団に喰らい付いていくことができましたが、バイクで力を使い果たしました。バイクで力を使い果たし、ランは何とか走りきったというレベルでした。上手く修正することもできず、悪い流れのまま終わってしまいました。

  心技体すべてが圧倒的に不足していることを痛感いたしました。自分が練習を頑張っているつもりでも、まわりの選手はもっと練習を高いレベルで頑張っていると思います。この差を早急に詰めていかなければなりません。6月からオリンピックディスタンスの連戦が始まります。この5月に質、量ともに限界に挑戦いたします。また、継続して練習するため、怪我をしないようにケア、食事等練習以外の部分も徹底して行い、しっかりと自分の管理もいたします。