RESULT 2019年
NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(2019/蒲郡)
開催日 | 2019年6月23日(日)11:15 エリート女子スタート 12:45 エリート男子 スタート |
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開催地 | 愛知県蒲郡市 |
コース | スイム1500m (750m×2周)バイク40km (5km×8周)ラン10km (2.5km×4周) *スタンダードディスタンス *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【エリート女子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | キラ・ヘッジランド(オーストラリア) | 2:03:40 |
2 | ゾーイ・リーヒ(オーストラリア) | 2:04:09 |
3 | 西麻衣子(東京都トライアスロン連合) | 2:06:31 |
9 | 田中麻優(日本食研/愛媛) | 2:10:06 |
【エリート男子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 谷口白羽(トヨタ車体/愛知) | 1:52:32 |
2 | 佐藤錬(福井県スポーツ協会/福井) | 1:52:58 |
3 | 安松青葉(日本体育大学) | 1:53:09 |
11 | 古山 大(日本食研/愛媛) | 1:55:31 |
【関連Webサイト】
【レースリポート】
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毎年、暑さとの戦いにもなるこのレースですが、今年は天候に恵まれて当日は曇り空で、レースがスタートする昼前後も涼しさを感じるぐらいの状況で、レースコンディションは良好でした。 先ずは、19名とかなり少ない出場者数だった女子が11:15にスタート。田中選手は1周目の後半から、泳ぐラインが他の選手とは明らかに違うところで泳ぎ続けてしまい、結果的に先頭から大きく出遅れてしまいました。バイクは後ろから来た集団に吸収されてからはペースが上がり、後半には数名の第2集団に追い付きましたが、快調にペースを刻む4名の先頭集団とは周回を重ねるごとに差を広げられてしまい、バイク終了時には3分以上の差になっていました。ランに移ってからは少しでも順位を上げるべく前を追いましたが、ランで棄権した選手や、前から落ちてくる選手をパスする事が精一杯で、9位でのフィニッシュとなりました。 一方12:45にスタートした男子では、女子とは違って50名近い選手が狭い場所からのスタートだった為、序盤はかなり激しいバトルが繰り広げられました。古山選手もそのバトルの中にいたものの、これまでの経験を活かしてうまく対処し、1周目は10位前後の集団で上がりました。2周目に移るところでさらに順位を上げて8位ぐらいで飛び込み、そこから徐々に順位を上げて最終的には先頭2名から20秒ほど離れた第2集団の2番目、全体の4位でバイクへ移りました。大集団でバイクへ移ったので、先頭集団に追いつけるかと思われましたが、今回は序盤からバイクの強い先頭集団2名に早めに追いつき、協調態勢をとってランナーがいる後続を引き離したいという思惑の選手が積極的に前を追いました。その為、序盤からバイクの弱い選手が次々と集団から脱落し、序盤に1名、中盤には2名が先頭2名に追い付き、5名で逃げ集団を形成。古山選手を含む8名の第2集団はUターンやコーナーの多いテクニカルなコースで上手く協調態勢がとれず、積極的にローテーションに加わりながら前を追いましたが、第2集団とは反対に協調態勢のとれた先頭集団に、最終的には約2分の差を付けられてしまいました。ランではこれまで課題だった後半の失速はなかったものの、バイクで積極的に前を追った代償が大きく、11位でのフィニッシュとなりました。 《コーチ 平松幸紘》 |
【古山選手コメント】
アジアカップ蒲郡大会、11位でした!応援ありがとうございました。 今回は国内コンチネンタルカップとしては初戦でしたので、普段にも増して勝つ気十分で臨みましたが、結果は振るいませんでした。 スイムは水中からのフローティングスタートでした、湾の中がコースだったため、波と流れは発生しないかと思われたのですが、今回は多少発生していました。スタート後は第一ブイを過ぎるまではあまり周りを気にせず、とにかく早く辿り着くことだけを考えて泳ぎました。かなりもみくちゃにされてしまいましたが、最近行なっているプルの強化が効いてきているのか、自分のスペースに入られても、当たり負けする事があまり無かったです。一周目終了時点で、集団から少し遅れてしまっていたので、周回のための上陸とそこからの飛び込みで一気にペースと努力感を上げ、集団に追いつきました。スイム終了時は7位辺りでしたが、バイク乗車時には4位まで順位を上げることができました。 バイクはコーナーの多いテクニカルなコースでした。逃げている選手を追いつつローテーションに加わっていましたが、前の集団に上がるための逃げに乗ることができず、後ろの集団においていかれることとなってしまいました。前半のうちは集団内でも動きが活発で、落ち着くタイミングがあまりありませんでした。その中でも常に前の方にいられるようにはしていました。動きがあった時も気付きはしたのですが、追うだけの走力がありませんでした。しかし、今回は40kmを通してあまり休むことなく集団内で漕ぎ続けることができました。普段であれば最後まで踏み切れずにローテーションから外れてしまうのですが、それが無かったことは僅かながら進歩だと思います。 ランは大崩れすること無く走り切ることができました。しかし、集団でスタートした際のスピードに対応しきれず遅れてしまいました。ここのところ、崩れずに走りきりはするが、維持できる速度が遅いため勝負が出来ないという状況が続いています。10kmを問題なく走り切る能力は身についてきたので、今度はスピード面からのアプローチが必要になってくる段階かと思われます。足りないものが明確になりましたので、新たな強化の方法をまた考え直します。 なかなか結果に繋がらない苦しい状況が続いています。しかし、大きな勝利を上げられるように強化をして参りますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。 |
【田中選手コメント】
今回のレースはスイムのミスが響き、9位という結果でした。 スイムは他の選手と大きくラインがズレ、誰もいない状態になってしまいました。その影響で先頭集団から大きく遅れ、第2集団から少し離れた単独でのスイムアップになってしまいました。バイクは前半3名、後半は11名の集団でレースを展開しました。ポイントとなるコーナーやUターンではなるべく前で通過出来るよう積極的に前へ出ることを心掛け、それ以外のところは集団を上手く利用して踏みすぎないように注意していきました。 ランはトランジットから飛び出し過ぎない、余裕をもって入ること、3周目、4周目と上げてこられるペースで走りきるというのをテーマに臨みました。いつもどうしても前半、オーバーペースになってしまい、段々ペースが落ちてしまうというレースばかりでした。ですが、今回は後ろの選手に追いつかれた時、抜かれた時にしっかりと後ろについて我慢、ラスト1周でペースを上げ、粘り切ることが出来ました。タイム的にはまだまだですが、展開は今までにない取り組みができたように感じます。 2週間後にはU23日本選手権があるので、今回と同じ失敗を繰り返さないようにする為にもしっかりと修正をして、目標達成に繋げていきます。ご声援ありがとうございました。 |