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RESULT

RESULT 2019年

NTT ASTCトライアスロンアジアカップ(2019/高松)

開催日 2019年7月6日(土)7:00エリート男子スタート
開催地 香川県・高松市(サンポート高松及び中心市街地周回コース)
コース スイム750m (750m×1周)バイク20km (5km×4周)ラン5km (2.5km×2周)
*スプリントディスタンス
*水温: 22.3度、気温: 23.6度
*アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認

【エリート男子上位3名結果】

順位 氏名 記録
1 佐藤錬(福井県スポーツ協会/福井) 0:54:34
2 山本康貴(AS京都/京都) 0:54:43
3 安松青葉 (日本体育大学) 0:54:48
12 石塚祥吾(日本食研) 0:56:13
18 古山大(日本食研) 0:56:38

【関連Webサイト】

結果詳細(全42名)https://www.triathlon.org/results/result/2019_takamatsu_astc_sprint_triathlon_asian_cup/338133

公式記録 http://www.jtu.or.jp/results/2019/19takamatsu_elite.pdf

大会ホームページ https://www.triathlon.org/events/event/2019_takamatsu_astc_sprint_triathlon_asian_cup

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 今シーズン前半戦も終盤を迎え、弊社から出場した2名も蓄積疲労が表面化し始める頃ではありましたが、それは他の出場選手も同じであり、現状の中で、どれだけ最大限のパフォーマンスを発揮出来るかという、選手自身の「地力」が試されるレースでした。

 スイムスタートは、レースナンバー1の石塚選手が右端を選び、ほとんどレースナンバー順に右から埋まっていきました。目視で確認出来た石塚選手はバトルに巻き込まれることなく泳いでいましたが、古山選手はレース後に聞いた話では、バトルに巻き込まれたようで、潰されはしなかったものの第一ブイを回った時点で、先頭集団からは離れてしまいました。先頭一名が少し抜け出していて、その数秒後を追いかける集団後方の7番手で石塚選手はスイムを終え、古山選手はそこからさらに十数秒ほど遅れた17番手でスイムを終えました。

 バイクスタートを見届けて、古山選手は第2、石塚選手は第1集団で帰ってくるだろうと予想して待っていると、8名の先頭集団に石塚選手がおらず、古山選手がいる第2集団で帰ってきました。レース後に話を聞くと、スタート直後に先頭を追いかける流れについて行く事が出来なかったとの事でした。バイクは2名ともそのまま第2集団で展開し、バイク終了時には先頭と約1分の差になっていました。ランはスタートから二人とも13番手辺りで前を追う展開になり、石塚選手はそのまま12位、後半失速してしまった古山選手は18位でのフィニッシュとなりました。

《コーチ 平松幸紘》

【石塚選手コメント】

 このレースを改めて振り返ってみて、バイクで第2集団になってしまった時点で結果が見えていたように思います。

 その前までにスイムも第1集団に入れるかどうかの位置で、乗り出しから最初の1kmくらいまでを踏ん張れるだけの力があればこうはなりませんでした。また、さすがに先頭集団は逃さないだろうと甘い考えが頭に有ったのかもしれません。

 このような失敗を二度としないように、今一度、自分の置かれている立場を見直し、トレーニングに励んでいこうと思います。

【古山選手コメント】

 アジアカップ高松18位でした。

  前半シーズン最後のレースとして参戦しました。ここのところ思う様な結果を残せていなかったので、ここが最後のチャンスと思い普段以上に意気込んでスタートラインに立ちました。しかし、その意気込みが空回りしてしまったのか、結果に結びつけることができませんでした。

  スイムは、フローティングスタートでした。スタート直後に潰されることはなくなり、大きな減速が無くなって来たのはここ数戦での成長です。しかし、集団から抜け出すには至らず、第一集団を逃してしまいました。スタート時のスピード強化は今後の課題です。バイクは、20〜30秒前の集団を必死に追う展開でした。最初のうちは全力でペダルを踏めていたものの、徐々に出力が下がっていき、途中ローテーションに入るのさえ厳しい時間帯がありました。バイクに関しても、根本的なスピード強化に加えて、そのスピードの持久力が必要になって来ると感じました。ランは、今回もスプリントだった為、出だしからスピードを上げていきましたが、今回は他選手にスピード負けしてしまう感じが強く、出だしでさえも集団先頭で競えない状況になってしまいました。

  三種目通してここ数戦で一番課題に感じている部分が、「出せるスピード」と「それを維持すること」です。全力疾走を維持することは不可能ですので、維持するスピードを上げるには、持久力的能力の強化に加えて、最大スピードの強化が必要なのではないかと考えるようになりました。5kmないし10kmを走り切る体力はついてきているように感じるので、これからは持久力強化と並行して根本的なスピード強化が必要になってくるのではないかと感じました。特に私は、最大スピードがかなり低いタイプの選手ですので、「スピードが苦手だから他の能力・練習で補う」と言う逃げの思考にならないように、苦手に対して真正面から向き合い、強化していく意識が必要だと感じました。これでシーズン前半戦は終了しました。9月まではまた強化に充てることとなります。後半シーズンには挽回できるように、この二ヶ月は徹底的に強化にあてていこうと思います。

  応援有難うございました!