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RESULT

RESULT 2019年

NTT ASTC トライアスロンアジアカップ(2019/村上)

開催日 2019年9月15日(日)9:20エリート男子スタート 9:35エリート女子スタート
開催地 新潟県村上市
コース 競技距離スイム1500m (750m×2周)、バイク40km (40km×1周)、ラン10km (5.5km+2.5km+1.5km×2周)
*スタンダードディスタンス
*アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認

【エリート女子上位3名と弊社選手の結果】

順位 氏名 記録
1 ソフィー・リン(オーストラリア) 1:59:37
2 中山彩理香(日本大学・アリーディ) 2:00:19
3 岸本新菜(福井県スポーツ協会・稲毛インター/福井) 2:00:31
17 田中麻優(日本食研/愛媛) 2:04:10

【エリート男子上位3名と弊社選手の結果】

順位 氏名 記録
1 北條巧(博慈会、NTT東日本・西日本/東京) 1:44:59
2 古谷純平(三井住友海上/東京) 1:45:15
3 安松青葉(日本体育大学/) 1:45:18
11 岩本敏(日本食研/愛媛) 1:47:03
13 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 1:47:19
20 古山大(日本食研/愛媛) 1:47:57

【関連Webサイト】

結果詳細(女子全38名・男子全70名) http://www.jtu.or.jp/results/2019/19murakami_result.pdf

ITUイベントページ  https://www.triathlon.org/events/event/2019_murakami_astc_triathlon_asian_cup

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 国内シーズン後半戦は怒涛の4連戦となりますが、初戦となる今回の大会は、夏場の強化期間に取り組んだ事を発揮し、2戦目以降に弾みをつける上でも、非常に重要な位置付けでした。結果としましては、男子が出場者数70名に対して岩本選手11位、石塚選手13位、古山選手20位。女子が出場者数38名に対して田中選手が17位となりました。

 9:20、先にスタートした男子では、先頭が一人抜け出した形となりましたが、石塚選手はその後に続く一桁順位の集団で上がってきました。岩本選手も先頭集団に入れるか入れないかのギリギリではありましたが、2周目で意地の追い上げを見せて、石塚選手の数秒後に上がってきました。古山選手はスタートからで遅れてしまい、先頭から1分以上遅れてのバイクスタートとなりました。バイクは片道20km往復の為、全く展開が分からなかったのですが、先頭の数名が早々に逃げを決めてしまい、岩本選手だけでなく、石塚選手も第1集団には入れず、結果的に古山選手も含めて3人とも1分差の第2集団でバイクを終えてランに移りました。古山選手は出だしこそ良かったものの、中盤からペースが落ち、立て直す事が出来ませんでした。岩本選手は淡々とペースを刻みながら順位を上げていき、最終的にはチーム内最高位で走り切りました。石塚選手は前半から我慢の展開となりましたが、後半は徐々に順位を上げ、ベテランとして悪いなりに纏めるレースをしました。

 9:35にスタートした女子では昨年同大会で7位と相性の良い田中選手でしたが、スイムは11位と少し出遅れました。バイクは序盤で先頭集団に追いついたものの、後ろからも多くの選手が追いついて来た為、38人中25人が第1集団でバイクを終了し、ランへと移りました。一番の課題となっているランでしたが、終始、10番台後半の位置で走る展開となり、そのまま17位でのゴールとなりました。

《コーチ 平松幸紘》

【石塚選手コメント】

 スイムで多少遅れたという事もあり、苦しい出だしとなりましたが、それ以上にバイクで、誰かのアタックも何も無い平坦を単独で離れてしまった時は精神的にもやられてしまいました。その後、30人以上の大勢の第2集団でのランスタートとなり、バイクで体が全く動いていなかったので、ランは監督の言う通り、フォーム重視で後半も落とさないようにするしかありませんでした。こんな順位ですが、前日に時間を削ってマッサージをして下さったり、今の状態を見てアドバイスをしてくださったりスタッフに感謝したいと思います。

【古山選手コメント】

 アジアカップ村上20位でした。皆様応援有難うございました。

 今回は、7月のアジアカップ高松以来2ヶ月ぶりのレースでした。夏場を通して練習が積めてきたので、前半戦で結果を残せなかった分、ここから巻き返しをするつもりでスタートしました。

 スイムは、スタート後になかなか前に出られず、結局集団に飲み込まれてしまいました。スイムを終了して上陸した時、自分の位置がどの辺りなのか検討もつかない程先頭から遅れたのは、コンチネンタルカップでは初めてでした。このタイミングでかなり、失敗してしまったという感覚が強く出ましたが、バイクとランをまだ残しているので、諦めずに気持ちを崩さないようとにかく前だけを追いました。バイクのコースレイアウトに助けられ、なんとかバイクで6位集団である第2集団まで追いつく事ができました。約40人の集団でしたが、道幅も広かった為、そこまで気を使わずに位置取りができました。ローテーションも比較的途切れず回っていて、スピードの上げ下げも殆どありませんでした。気持ち的に萎えている事も、焦っている事も無かったのでランへ向けて、気持ちは十分の状態で終えられました。ランは、冷静にスタートしつつ最初の2~3kmは、失速もせず集団の先頭を捉えながら走れていましたが、徐々に後退していってしまいました。脚が止まった感じはなかったのですが、いつもよりも大きく走れなかった感じです。ストライドにしても体の使い方にしてもいつもならもう一息伸ばせるところでストップがかかってしまい、スピードを乗せきれなかったイメージです。

 今まで「練習の調子は悪いがレースは良かった。」と言う事はあっても今回のように「練習はできていたのにレースが良くなかった。」と言う事は初めてなので、状況の理解と整理に時間がかかっている状態です。しかし、初めての経験だからこそ得られる事は多いと思います。今回のレースをしっかりと分析し、次に活かしていきます。次戦も応援よろしくお願い致します!

【岩本選手コメント】

 いつも沢山のご声援をいただき誠にありがとうございます。今回のレースでは、日本選手権出場権利を獲得しなければならず、いつも以上にレース展開やタイム差も気にしながらのレースとなりました。7月、8月と大会に向けてしっかりと練習を積む事が出来ましたが、前半戦を上手く戦う事が出来ず、不安がありました。しかし、いざレースになると自分が思っている以上に力を出す事が出来ました。連戦は始まったばかりですので、更に良い結果を出していけるように努力いたします。

 今後ともご声援の程、よろしくお願いいたします。

【田中選手コメント】

 後半戦第1戦目の村上大会は17位という結果でした。目標は5位入賞だったので、大きく順位を落としてしまいました。スイムは先頭集団に入るはもちろんですが、前半戦の失敗から今回は集団内から外れない、前の選手にしっかりとついていく事を徹底しました。第1集団後方あたりになってしまいましたが、大きく遅れるということはありませんでした。バイクはスイムアップからポイントとなるトランジットを出てすぐの登りのところで離されてしまい、第1集団を逃してしまいました。その後、後ろから来た2名の選手と回して、先頭集団を追いかけましたが、その集団が機能していなかったのでランのことは考えず、1人でスピードを上げて追いつくことを選択しました。きついところで粘る、スピードを維持するところは合宿でしっかりと取り組めたところだったので良かったです。ランは「スタート直後から飛び出さない」、「落ち着いて入る」を守った中で、最後まで粘れるように走りました。バイクのダメージが大きく前半は思うように動かず、動きも固くなってしまいました。後半につれて前半より動くようになりましたが、前の選手を捉えることが出来ず、苦戦しました。

 目標が達成出来ず、なかなか上手くいかないレースばかりですが、残り3戦あるのでしっかりとそこで目標を達成出来るように残りのレースも頑張りたいと思います。ご声援ありがとうございました。