HOME > 日本食研 実業団トライアスロン部TOP > RESULT > 2019年 > NTT ASTCトライアスロンアジアカップ・東アジアトライアスロン選手権(2019/大阪城)

RESULT

RESULT 2019年

NTT ASTCトライアスロンアジアカップ・東アジアトライアスロン選手権(2019/大阪城)

開催日 2019年9月22日(日)8:00 エリート男子スタート9:35 エリート女子スタート
開催地 大阪城公園及び周辺特設コース(大阪市中央区)/スイム会場(大阪城東外濠特設コース)
コース スイム750m (750m×1周)バイク20km (4km×5周)ラン5km (2.5km×2周)
*スプリントディスタンス
*アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認

【エリート女子上位3名と弊社所属選手結果】

順位 氏名 記録
1 ソフィー・リン(オーストラリア) 1:02:31
2 中山彩理香(日本大学・アリーディ) 1:03:13
3 加藤友里恵(佐藤興業/千葉) 1:03:31
28 田中麻優(日本食研/愛媛) 1:07:26

【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】

順位 氏名 記録
1 北條巧(博慈会、NTT東日本・西日本/東京) 0:56:03
2 古谷純平(三井住友海上/東京) 0:56:28
3 ニナー・ケンジ(NTT東日本・NTT西日本/山梨) 0:56:34
15 古山大(日本食研/愛媛) 0:57:49
19 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 0:58:12
29 岩本敏(日本食研/愛媛) 0:59:10

【関連Webサイト】

結果詳細(女子全44名・男子全71名) http://www.jtu.or.jp/results/2019/19osaka-castle_elite.pdf

ITUイベントページ  https://www.triathlon.org/events/event/2019_osaka_castle_astc_sprint_triathlon_asian_cup_and_east_asian_championsh

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 国内シーズン後半戦の2戦目となる大阪でのアジアカップですが、大阪城のお濠を泳ぐというユニークなコースとして有名です。毎年水質を心配される声もあがりますが、選手にとっては問題の無い範囲だったようです。

 男子はスイムで所属選手全員が先頭集団後方で上がりましたが、石塚選手と古山選手はスタート直後に一度先頭集団に追いついたものの、Uターンの所でそのまま集団について行く事が出来ず、第2集団。岩本選手は出だしから離されてしまい、テクニカルなバイクコースにも対応出来ず、第4集団での展開となりました。ランでは古山選手が前回大会から上手く修正してチーム内トップの15位、石塚選手はうまくスピードに乗り切れず19位、岩本選手は走り自体が悪い訳ではなかったのですが、バイクまでで順位を落としてしまっていた為、29位でのフィニッシュとなりました。

 女子の田中選手はスイムからつまずいてしまい、第2集団で上がりました。バイクの中盤まではコースの特性上、それぞれの集団内でも走力の無い選手がどんどん離されて集団が分裂する状況になり、田中選手も元々いた集団から離されてしまいました。終盤になって、田中選手が最初にいた集団が前方の集団を吸収し始め、最終的には先頭集団4名から約75秒差の大きな第2集団になりました。田中選手はこの集団からさらに50秒ほど遅れた第3集団でバイクを終え、ランでも思うような走りが出来ず28位という結果でした。

 男女共にテクニカルなバイクコースに苦しめられた結果となりましたが、世界で戦っていく為には、このようなコースでも強い事が必須条件であることは言うまでもありません。やるべき事は山積みですが、先ずは今週末の国体に向けて切り替えていこうと思います。

《コーチ 平松幸紘》

【石塚選手コメント】

 今日のスイムも先頭集団にギリギリ入れるかどうかの位置で、バイクに乗って1Kmくらいにある最初のUターンで一度は最後尾に追い付いたものの、そこでピークでした。一杯一杯の状態でUターン後に最後尾からもう一度余力がありませんでした。第2集団に入ってからは大阪城内が2列では走れないくらい細い道幅だったので、可能な限り集団前方で入り、城外の直線はほとんど集団内で周囲に任せるような走りになっていました。

 ランも結局、前半少し余力を残していたはずが後半落ちていたので、ペース配分も誤っていたと思います。走れない以上、先頭集団に入るのが最低条件ですが、それが出来ないとこういう順位になるので、まずは今やれる事を絞って試合に臨まなければならないと感じました。

【古山選手コメント】

 アジアカップ大阪城15位でした!皆様応援有難うございました!

 4連戦の2戦目だった今回は、前回の反省を活かし、レースを通して焦らない事を課題にしました。スイムは、久々の飛び込みスタートでした。スプリントレースでしたので早い展開でしたが、第1ブイまでで普段巻き込まれるバトルにあまり巻き込まれず、他選手と接触しても冷静に対処出来ました。しかし、スイムゴールはトップから18秒差。この選手は1人抜け出ていたので、いわゆる第1集団の先頭からは9秒差でした。第1ブイの到達時間の短縮と後半、選手がバラけた時にどれだけ前に行けるかが、スイムのゴール位置を上げるために今必要な能力であると感じました。

 バイクは、展開に対する先読みや、嗅覚といった経験則や予測から対処する力が私には足りませんでした。ここ最近のレースで、ギリギリ集団につけるかつけないか、というレースができていなかったのも嗅覚を鈍らせてしまった原因かもしれません。キツイ中でも更にダッシュをするという力も足りませんでした。今回身を持って能力不足を感じましたので、次戦以降このようなミスが無いように気をつけて参ります。

 ランは、前回の反省を活かし落ち着いて走り出すようにしました。1km位までで何人かの選手を追い抜いて、ぐっとペースを上げていくイメージで走りました。全体的にスタートからゴールまでしっかりと走りきれましたが、ランラップでは上位に入った第2集団の選手たちについていけなかったのは、力不足です。走り出しの動きからスピードまで、あれについていけなければこれから先戦えないというのを感じました。

 今回は、順位こそ15位と良い成績とは言えませんが、今シーズン始まって以来初めて手応えのあるレースができました。これがこのまま好調への兆しとなるよう、次戦へ向け更に強化して参ります。

【岩本選手コメント】

 いつも多大なるご声援をいただきありがとうございます。先週に引き続きのレースで、調子も上がっている状態でしたが、29位と悔しい結果に終わりました。テクニカルなバイクコースに苦戦をしてしまい、大きく順位を落としてしまいました。その中でも、ランで粘れた事やスイムで先頭集団に入っていた事など、良かった点もありましたので、来週の国民体育大会に向けて、課題を修正していきながら準備していきたいと思います。

 今後ともご声援の程、よろしくお願いいたします。

【田中選手コメント】

 後半戦2連戦目の大阪城大会は28位という結果でした。スイムでは試泳で何度も取り組んだようにスタートは上手くいきました。ですが、スタート直後から水を飲んでしまい呼吸ができなくなり、大きく減速してしまいました。その後何とか第1集団につこうとしましたが、思うようにスピードが上がらず、逃してしまいました。バイクは集団の後ろについていてはいけないと言われていましたが、身体の力が入らず第2集団から落ちてしまい、第3集団でもローテーションに加わることが出来ませんでした。ランは飛び出さない、落ち着いて走ることを心掛けました。前の集団からかなり遅れ、後ろの集団にいた選手にも抜かれるなどして冷静に判断することが出来ず、周りの声が聞こえなくなってしまいました。

 今回のレースでは28位ととても恥ずかしい結果を出してしまいました。練習では上手くいくところが、レースになると出せないという状況が続いているのがとても苦しいですが、必ず達成するという気持ちは忘れずに次の茨城国体に向けてやっていきたいと思います。ご声援ありがとうございました。