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RESULT

RESULT 2020年

ITUトライアスロンワールドカップ(2020/ムールーラバ)

開催日 2020年3月14日(土)男子スタート15:30(日本時間同日14:30)
開催地 オーストラリア・ムールーラバ
コース スイム750m(1周)、バイク20km(5km×4周)、ラン5km(1.66km×3周)
*スプリントディスタンス
*国際トライアスロン連合(ITU)公認

【エリート男子上位3名と日本人結果】

順位 氏名 記録
1 Ryan Sissons(ニュージーランド) 00:51:50
2 Hayden Wilde(ニュージーランド) 00:51:50
3 Luke Willian(オーストラリア) 00:51:54
7 ニナーケンジ(NTT東日本・NTT西日本/山梨) 00:52:11
17 佐藤錬(福井県スポーツ協会/福井) 00:53:00
18 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 00:53:03
24 谷口白羽(トヨタ車体/愛知) 00:53:16
27 阿部有希(タカマコンペティションプロダクト/福島) 00:53:36
33 細田雄一(博慈会/東京) 00:54:11
44 山本康貴(AS京都/京都) 00:56:39

【関連Webサイト】

結果詳細(全53名出場)https://www.triathlon.org/results/result/2020_mooloolaba_itu_triathlon_world_cup/350529

大会ホームページhttps://www.triathlon.org/events/event/2020_mooloolaba_itu_triathlon_world_cup

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 新型コロナの影響はトライアスロン界にも及んでおり、次々と延期が決定される中、今回のレースは予定通りに行われました。(なお、このレースが終了後、世界トライアスロン連合は3月16日~4月30日まで、各国で予定されていた全てのレースを中止する事を発表しました)

 毎年、波が高い事で有名な会場ですが、今年は予定していたスイムコースエリアの波が高過ぎるという事で、前日にスタート地点が変更になりました。レース当日、変更されたエリアは比較的波も穏やかで、問題無くスタートする事が出来ました。石塚選手は砂浜からのスタートダッシュで出遅れてしまい、海に飛び込んだ際には少し後方に下がった状態でしたが、後半に順位をうまく上げ、先頭付近でバイクへと移りました。バイクは予想通り大きな集団が形成されましたが、下りの2車線から急に狭めの1車線へと変わるコースの為、スピードはそれほど問題無かったものの、接触や道幅の狭いところから広いところへ出た直後のスピードアップに気を付ける必要があったようです。過去にも同じコースを経験している石塚選手はバイクも問題無く終える事が出来ました。しかし、ランへと移る際にタイムロスをしてしまい、第1集団のほぼ最後尾付近からのランスタートとなりました。昨年までであれば、スピードが求められるスプリントディスタンスで出遅れると中々挽回できませんでしたが、今年はスピード強化に取り組んでいる成果が発揮され始めており、後半も失速する事無く、徐々に順位を上げていきました。

 このレースでは、日本から参加している選手数名に負けているので、決して最高の結果ではありませんでしたが、今は、オリンピックランキングを上げる為に、ワールドカップ以上のレースに出場して、1ポイントでも多く獲得する事が最も重要です。そういった意味では、今回の18位という結果で獲得出来るポイントは非常に有効であり、本人も手応えを感じるレースが出来たようなので、次に繋がる良いレースだったと思います。

《コーチ 平松幸紘》

【石塚選手コメント】

 スイムからラフなバトルの中、最後抜け出せたので、バイクの乗り出しで焦らず行く事が出来ました。バイクは予想通りの大集団で、位置取りとスピードの上げ下げに苦労しつつも、それもこのレースならではなので、楽しむ事が出来ました。ランもいつもより良い集団に乗れて、周回毎に順位を上げていった結果、18位でゴールする事が出来ました。

 久々に10番台なので、ようやく一つ目に見える形での成果を感じられました。ただ、今の力をもう一度試したいと考えていた矢先、4月30日まで海外のレースがキャンセルになってしまいました。今出来るのは再開された時を常にイメージして、良い練習は継続するだけなので、それに徹したいと思います。