チェーンスーパー向けのお得意先専用調味料を開発しています。得意先様専用調味料とは、お得意先様のニーズに合わせて開発した、世の中にひとつしかない調味料のことです。例えば「揚げると衣がパリパリになるから揚げ粉」「味の浸み込みやすい煮物のタレ」「スプレータイプの焼鳥のたれ」などです。お得意先の要望に合った商品を開発するため、営業員を通じて情報を取り込み、様々な原料を選定・配合したり、実際に工場で使用する工程を想定した試作・試食を繰り返し日々開発をおこなっています。

お得意先専用調味料の開発はお得意先の困りごとを解決し、満足していただく仕事です。中には「これはだれも解決できないだろう」という困りごとを抱えていることがあります。解決できるかどうかも分からない困りごとを営業員と何度も打ち合わせを重ね、繰り返し試作をして解決したときには、難しいパズルを解いたような達成感を感じますし、お得意先様に評価・満足していただけたときは非常に嬉しく思います。難しければ、難しい程やりがいを感じるとても面白い仕事です。

昔から食べることが好きで、どんなにつらいことがあっても食事の時だけは楽しく、幸せな時間でした。そこで、将来は食品業界に入り、世の中の人を幸せにしたいと考え、食品業界に絞って就職活動をしていました。いろんな食品会社を受けていく中で、日本食研の社員の方は会う人会う人が楽しそうに仕事をしていることが印象に残っていました。人を幸せにするためには、自分自身が楽しく、幸せを感じていないといけないと思っていたので、社員が一番楽しそうにしている日本食研に入社を決めました。

入社当時は知識や技量もなかったため、求められている味作りに非常に時間がかかったりなど毎日が苦労の連続でした。しかし、先輩や上司から味づくりのコツや仕事の効率化の方法を教えていただけたことで、スムーズに仕事を進められるようになりました。困っているときには周りからの手厚いサポートがあり、安心して働けることが日本食研のいいところだと思います。今度は自分が困っている後輩たちをサポートできるように成長していきたいです。

就職活動中は自分が何をしたいのかとても悩みました。最終的には自分が一番興味がある食品業界に進みましたが、就職活動を通じて過去を振り返り、自分の考えや価値観を再認識したことは今の仕事にも活きていると思います。就職活動は非常に苦しい時期ですが、今後の社会人生活の糧になるので、たくさん悩み、悔いが残らないように取り組んでください。ご縁があり一緒に仕事ができることがあれば、とても嬉しく思います。